(※多少、ネタバレ要素が有ります。まだ観てない人はご注意を)
ソーシャル・ネットワーク、観て来ました。
面白かったです。この映画はWebの世界やプログラムに関して詳しい人なら一段と楽しめる要素があちこちに登場します。そこに自分はばっちりハマってた事も有りとても楽しめました(あまり詳しくない一般の人の評価はどう出るのか気になってます)。
SNSについてはもちろん、Perlやナップスターなどについても「どんなものなんとなく分かる」程度の知識で良いので入れておくとより楽しめると思います。
こちらのページなどそのようなソーシャル・ネットワークで登場するそこまで一般的ではない用語や名称についての解説がしてあります。先にチェックしてから行くと良いかもしれません。
ソーシャル・ネットワーク 特集: 映画を読み解くビジネス用語&IT用語辞典 - 映画.com
http://eiga.com/movie/55273/special/
ストーリーは主人公のカークが恋人に振られた腹いせに女の子の顔写真を2つ表示させてどちらがカワイイかを投票させるサイトを作る所から始まり最終的にはFacebookを作り、Facebookが世界展開をする所まで書かれています。
サイトを作るシーンでは多少、誇張は有るでしょうが「◯◯取得完了」「◯◯作成完成」みたいな感じでテンポよく次々とサイト作りに必要な素材をサーバからハッキング(クラッキング)して入手。その後、一気にサイトを完成と小気味いいスピードでサイトが出来上がって行きます。
必要な素材で有る女の子の顔写真は各寮のサーバから入手するのですがサーバによってはそのままベタで置いて有るものはwgetでそのまま取得。検索が必要でその数も制限されている場合はPerlでプログラムを作って入手するなどハッキング部分もちゃんとリアルな説明が入りながら進んでいたのでこのシーンなどは「ああ、あの時代だからまだあまりプロテクトとかプライバシーとか気にしないサーバも有るのか」「でもちゃんとやってるサーバ管理者もいるのか」など色々と考えさせられながら観る事が出来ました。
こういうマイナスベクトルから一気にプラスベクトルへと駆け登って行くストーリーは王道ですがやっぱり、良いですね。でもまぁ、映画の中では順風満帆な部分だけではなくそれ以外のトラブル部分についてもちゃんと取り扱っていたのが良かったです。「うーん、気持ちは分からんでもないけど実際にそれやっちゃダメだろ?でもそれ位やらないとアレくらいのデカイ事は出来ないのか?」などと何度も思うシーンがありました。
後、頭脳明晰、スポーツ万能なイケメン兄弟、ウィンクルボス兄弟ですがこれが実はCGとの事。アーミー・ハマーさんが2役をこなしてるそうです。自分は映画を観てから知ったのですがまったく違和感を感じませんでした。知ってて観てたらまた違ったのかもしれませんけどトロンの時は知ってても違和感無かったですし、最近ではもはや素人には現実とCGが見分けられないレベルにまで来てるのかもしれませんね。
2役やってた事が書いてある英語の記事。顔にマーカーを付けている写真なども載っています。
Helping Fincher Build His Social Network | AWN | Animation World Network
http://www.awn.com/articles/article/helping-fincher-build-his-social-network
こんな本も出てます。
フェイスブック 若き天才の野望 (5億人をつなぐソーシャルネットワークはこう生まれた)
- 作者: デビッド・カークパトリック,小林弘人解説,滑川海彦,高橋信夫
- 出版社/メーカー: 日経BP社
- 発売日: 2011/01/13
- メディア: 単行本
- 購入: 33人 クリック: 2,842回
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なお、この映画の原作はこちらの暴露本みたいです。
- 作者: ベン・メズリック,夏目大
- 出版社/メーカー: 青志社
- 発売日: 2010/04/06
- メディア: 単行本
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