強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

Mac OS X の OpenCL のバグと Blender

Mac OS XOpenCL のバグと Mac には「性能が高いGPUが無いこと」「腹立たしいYosemiteの不具合」が有る事により、現在精力的に BlenderMac 版を開発されている方が抜けるという事を宣言されている様です。

BlenderOS Xを放棄する?「OS XGPUドライバにはApple以外修正できないOpenCLの不具合がある」としてLuxRenderの開発チームがTim Cook氏へ公開状を送る。
http://applech2.com/archives/44609189.html


Blender Developers ミーティングノートには以下の様な内容が上がっています。

非常にアクティブであり、ここ数年の私たちの OS X プラットフォーム保守者である、Jens Verwiebe 氏が驚くべき発言をしました。氏は本格的な3D/グラフィックス開発プラットフォームとしての OS X を放棄するつもりだそうです。
氏曰く、高品質な GPU 対応(OpenGLOpenCL)がないこと、面倒な Yosemite の不具合をその理由としており、これはこのプラットフォームでまともに使用し続けることを苦痛にしています。Jens 氏は少なくとも2.75リリースはとどまる予定で、Martijn Berger 氏が引き継ぎを志願しています。

Blender Developers ミーティングノート(150503)
http://blender.jp/modules/news/article.php?storyid=3797

確かにこのコメントはなるほどと思える内容で、今の MacWindows マシンに比べて GPU 性能が低いんですよね。

また、 Windows マシンの場合には仮に GPU 性能が低いマシンを購入したとしても必要に成ったら簡単にグラフィックカードの変更が可能なのに比べ、 Mac マシンでは普通に差し替え可能なのは Mac Pro くらいであり、これらについては将来に向けても改善される雰囲気は全然無いという 3DCG の環境として難しい環境なんですよね。