以前、こちらの記事を書きましたがこの時はまだ 5.6 がベータだった為、変更が入る可能性も有るのでまだ作り方についての記載はしていませんでした。
Unity 5.6 から使える VideoPlayer で透過付き動画を再生してみた - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20170316/1489658418
5.6 の正式版がリリースされたので作成方法についての解説記事を書きます。
透過付きの動画ファイルの準備
こちらの記事を参考に準備して下さい。
プロジェクト内での使い方
続いて Unity のプロジェクト内で使い方を解説します。
Video Player コンポーネントの準備
まずは GameObject を新規作成し、 Video Player コンポーネントを追加します。
「Add Component」から追加するか右クリックから Video > Video Player と選択で追加できます。
Inspector で Source の値を URL に変更し、その下の URL には再生する動画ファイルを指定します。
ここには URL はもちろん、プロジェクト内のファイルを指定する事も可能です。プロジェクト内のファイルを指定する場合には Assets から始まるパスで指定可能です。
※ここでは相対パスでの指定方法を解説する為に意図的に変更していますがデフォルトの VideoClip のまま使う場合にはビデオファイルを VideoClip にドラッグするだけでOKです。
Render Texture を新規作成し、 Target Texture に設定します。
Material の準備
Material を新規作成し、 Rendering Mode を Fade にし、 Albedo のテクスチャ設定部分に作成した Render Texture を設定します。
これで準備は完了です。この Material を Cube や Quad に設定するとその表面で動画が再生される様になります。
サンプルは以下からダウンロードして下さい。 Sample1 のシーンが今回のサンプルです。
nakamura001/Unity-VideoPlayerSample: Unity 5.6から追加された Video Player のサンプル
https://github.com/nakamura001/Unity-VideoPlayerSample
関連情報
Unity - Scripting API: VideoPlayer
https://docs.unity3d.com/560/Documentation/ScriptReference/Video.VideoPlayer.html