この技術評論社の「~技術」シリーズはどれも良書ばかりなのでこの本も気にはなっていたのですが中々、立ち読みする時間が無くてまだチェックしてませんでした。
今日、立ち読みした所、予想通りの良書な感じだったので即、購入しました。
他人のコードを沢山、読もうという話の所では具体的にどのサイトでオープンソースのコード検索して読むと良いかなど具体的なURL付きで記載されていました。
命名規則の話でも以下の様な具体的な例を挙げての解説と成っています。
- 語頭以外の母音を削除する(image→img)
- 強い音を残す(server→svr)
- 一般的な略語の利用(database→db)
この辺りは最近は入力補完が有るから省略しないでも良いじゃない?との思いも有るかと思います。
しかし、ここでは悪い省略の例として以下のものが挙げられていて、
// 消費税をカンマ区切りに変換 String s = fmt(value); // 整形済み消費税出力 out.println(s);
これを名前を見ただけで何の役割が有るか分かる名前に変えたものがこちら
String formattedConsumptionTax = insertGroupingSeparatiors(consumptionTax); out.println(formattedConsumptionTax);
でもこれじゃ流石に長すぎなので一部は省略というのがこちら
String formattedTax = insertGroupingSeps(consumptionTax); out.println(formattedTax);
という流れでの先ほどの省略の解説と成っています。
本の中では以下の3人が登場し、それぞれの3つの視点での意見が述べられているのも良い感じでした。
良いコードを書く技術 ?読みやすく保守しやすいプログラミング作法 (WEB+DB PRESS plus)
- 作者: 縣俊貴
- 出版社/メーカー: 技術評論社
- 発売日: 2011/04/09
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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