2012-07-22

発売後、レビュー欄に苦情が殺到していた kobo Touch(コボタッチ)ですがもろもろを理解した上で翌日の20日に購入しました。

レビュー欄

レビュー欄の中で気になったものと自分の感想
■ページめくりの時に画面が黒くなる(点滅する)。前のページの文字が微かに残っている
→現状のE Ink(イーインク)を使ったディスプレイでは避けられない問題。E Inkは書き換え時には基本的に一度リフレッシュ(この時一度点滅する)する為に発生。通常は軽いリフレッシュをし、kobo Touch数ページ毎に完全なリフレッシュを行う仕様になっているみたいです(設定で何ページ毎にするか指定可能)。

■タッチの反応が悪い
→自分も体験しました。タッチの反応が悪くなったらタッチじゃなく、スライドでページめくりすると反応しました。でも正直、この反応(圧電式かな？)なら物理ボタンが付けて有った方が嬉しいかも？

購入動機

そもそも自分の場合は電子書籍リーダーはiPhone/iPadを使っていてkobo Touchを購入してもスペック的にkobo Touchを常用する事は無いなと認識している上での購入です。

自分の場合は画面解像度とページめくりの速さは絶対に妥協したくないので解像度はともかくE Inkを使っているkobo Touchではページめくりの速さは期待できません。自分としては主にepub 3.0のテスト用の端末として購入しました。

購入→開封

自分は購入はオンラインでは無く、ヨドバシカメラ(上野店)にて購入しました。ポイントは通常とは異なり1%でしたがちゃっと付きました。

話には聞いていましたが最初、PCに繋いでアクティベーションを行う必要が有るみたいです。アクティベーションを行うアプリはMac用、Windows用の両方が準備されています。

USBケーブルが見当たらないの自分が持ち歩いてるものを使って接続(外出先で作業しました)。因みに種別はマイクロUSB。

外見はこんな感じ。上部にスライド式の電源。

下部にUSBケーブルの接続。裏面はこんな感じ。この様な形状だとiPadを使っている時に滑るの気にして無駄に力が使う事も無く良い感じ。黒い穴はリセット用です。良く有るクリップでリセットするタイプです。

左側にはマイクロSDカードをセット出来る端子が有ります。

箱に一切情報が書かれておらず、辛うじて帯にだけ情報が有りました。

箱の作りはかなりApple製品の箱を模倣したものでした。ぴったりとしたサイズで有る為、空気圧の関係で慣れてないと開けるのは大変そうでした。

自分は開け慣れてるので直ぐに開けれるかな？と思っていたのですが引っ掛かりが有って開きません。よく見ると左右の端に円形のテープにて止められて有りました。透明ので気が付かなかったorz

セットアップ

アクティベーションには楽天IDが必要みたいです。その辺りを避ける為にもオンラインでの購入を避けたのですがしょうが無いので楽天IDを作成する事に…

噂には聞いていましたが色々なタイミングで楽天からの広告メールの送信許可の項目が出てきました。気を付けて毎回チェックを外してから会員登録完了→ログインすると即座にファームウェアのアップデートが始まりました。

アップデートは結構時間が掛かりそうなので色々なページで他の人のレビューを読んでいると付属していない思っていたUSBケーブル、実はちゃんと付属してるとの情報を入手。もう一度箱を見直して見ると隠し扉の裏側に発見。

他の人のレビュー読んで無かったら箱ごと捨てる所でしたorz

説明書は4つ折りにしてある紙一枚でした。まぁ、そんな複雑なデバイスでは無いのでこれで充分かな？

雰囲気通り、10分程度かかってアップデートが完了。無事バージョン2.0となりました。因みにこのバージョン2.0のリリースは7/5リリース。kobo Touchの発売は7/19、う〜ん？。

しかし、これは後でインストールされたバージョンは2.0.2、リリース日7/19のものと判明。開発者の苦労が偲ばれるリリース日です。

Facebook連携

このkobo TouchはFacebook連携しているみたいです。アクティベーションの時にFacebookの登録が有りました。自分は登録しませんでしたが本を読んでると画面下部にこんなアチーブメント(色々なアクションを達成するとバッチなどが貰えるもの)が表示されました。

Facebookの登録とは関係無く表示されるみたいです。設定画面で表示しないようにする事も出来ました。

無線LAN(Wi-Fi)設定

kobo Touchは無線LANによるブラウザも搭載されている聞いていたので設定をしようとオンラインヘルプを開いて設定方法を調べました。

ヘルプページを開いて、

「Wi-Fi接続について」そうそう、これが知りたかったのよ。クリック!!

違うそうじゃないorz

しょうが無いので自力で探す事に… 設定画面から設定できました。

(2012/07/25 追記)
07/25に確認した所、多くの人が望んでいるであろう内容に変わっていました。

(追記ここまで)

設定

設定画面は画面右上の「ギア」のアイコンから飛べます。

内容はこちら。

無線LANの設定は「ワイヤレス接続」の項目から設定できました。

「デバイス情報」の項目。ストレージの残り容量やファームウェアのバージョンなどを確認出来ます。ここから工場出荷時の状態に戻す事も出来るみたいです。

ここでファームウェアのバージョンが2.0.2(リリース日7/19)と確認出来ました。デフォルトで内蔵ストレージは14MBしか消費してないみたいです。

内蔵メモリは頑張れば交換出来るみたいです。

Kobo Touchの内蔵メモリ交換 | OSAKANA TAROのメモ帳
http://blog.osakana.net/archives/2748

後、ファームウェアも頑張れば自分でも作る事が可能みたいです。

楽天 Kobo Touch - .mjtの日記復帰計画
http://d.hatena.ne.jp/mjt/20120721/p1

電子書籍以外のアプリを起動するのは設定画面の「その他」から。ブラウザの他に数独(数字パズルゲーム)やスケッチブック(手書きメモ)アプリが有ります。

「スケッチブック」は手書きのみ、テキストは入力出来ませんでした。画像はpngファイルとして保存出来ます。

「スケッチブック」アプリを終了するにはホームボタン。ホームには保存した画像が表示されました。

内部的には drawings フォルダの中に保存されるみたいです。
【Macにkobo Touchをマウントした状態】

日本語が文字化けする時の対処方法

自分はまだ試して無いのですが日本語が文字化けする場合が有るみたいです。解決方法は拡張子を「.kepub.epub」に変更。

kobo Touchでepubが文字化けしたので「.kepub.epub」という拡張子にしたら治った | 世界 - daipresents!!
http://daipresents.com/2012/kobo-touch%E3%81%A7epub%E3%81%8C%E6%96%87%E5%AD%97%E5%8C%96%E3%81%91%E3%81%97%E3%81%9F%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%80%8C-kepub-epub%E3%80%8D%E3%81%A8%E3%81%84%E3%81%86%E6%8B%A1%E5%BC%B5%E5%AD%90%E3%81%AB/

kobo Touchのケース

今回、kobo Touchと一緒にケースを購入したのですがこのケース、蓋を開けるのとデバイスを取り出すのが一緒に出来る面白い構造(※)になっていて1アクションでさっと取り出せてとても満足してます。
※蓋のマグネットに布の帯が繋がっていて蓋を外した後にそのまま引くとデバイスが押し出されます。
ジッパータイプのケースだと2アクションになるのでいつもジッパーを開けて使ってる自分には凄く嬉しい構造でした。

感想

自分とてしては全ての想定内のクオリティでこの値段としてはとても満足の行く買い物という印象でした。しかし、一般の人にはPCが必須という事やE Ink特有の動作についての周知されていない印象があり、ガジェット好きの人以外にはスタート時がちょっと難易度が高いかな？と思いました。まぁ、その辺りの情報は徐々に広まって行くでしょう。

そのうち何らかの契約をすれば端末はタダで配布するなんてキャンペーンする様な事もする可能性も有りますし、その様な段階になったらかなり普及するポテンシャルは持っているデバイスでは無いかと感じました。

強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

kobo Touchを購入