1982年の少女マンガに掲載さいれていた原子力発電に伴う環境問題を扱った作品「Die Energie 5.2☆11.8」

Twitterでこちらの画像に関するつぶやきがRTされて来て知った作品。これが1982年の作品だというのですから凄い。

「はみだしっ子」「ルーとソロモン」によって作者が10代の少女に熱狂的な支持を受けた直後に発表された。作品の発表がスリーマイル島原子力発電所事故（TMI）の3年後、チェルノブイリ原子力発電所の事故の4年前と原子力発電のはらむリスクを大衆が認識し始めた時期であり、テーマはエネルギー問題（「5.2☆11.8」とは消費者が使用するエネルギー5.2に対し、送電ロスなどで失われるエネルギーが11.8という1970年におけるエネルギーフロー。参考：エネルギー効率）、原子力発電に伴う低濃縮ウラン等の放射性物質などの環境問題と過激な環境保護主義者、資本主義などを基にした社会的なものであり、「はみだしっ子」「ルーとソロモン」で効果的に使用されたデフォルメなどは用いない写実的で線の太い画風となった。

Die Energie 5.2☆11.8 - Wikipedia
http://ja.wikipedia.org/wiki/Die_Energie_5.2%E2%98%8611.8

現在でもこちらの文庫版で観る事が出来るみたいです。

三原順傑作選 (’80s) (白泉社文庫)