強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

「第5回 UnityのためのCGとか勉強会」に行って来ました

第5回 UnityのためのCGとか勉強会 : ATND
http://atnd.org/events/26817

今回もモチベーションの高い参加者が多くとっても面白かった&タメになったイベントでした。

今回は開始時間が10:00から13:00に変わってたのも自分的にはGood!!w

色々と気になった、タメになった、印象に残った話をメモ。

QCARについての話

QCAR(現Vuforia、ARのライブラリ)で使うマーカーに使う画像はかなり複雑な形状で無いとダメだという印象を持っていたけど実際にはそんなに複雑で無い画像でも特徴点の多いマーカーに適した画像の作成は可能。

サーバにアップした時に表示されるマーカーとして適してるかどうかの判定は星1つの場合でも関連ファイルの生成を強行する事も可能。星1つのマーカー画像でも使えない事は無い(実際には社内基準として星3つ以上という基準を設定)。

Blob Shadow Projectorの話

自分がBlob Shadow Projectorで丸影を落とす時の注意点の解説について発表しました。こちらは後ほどブログ記事書きます。

(2012/03/26 追記)
書きました!!

「Blob Shadow Projector」の使う時の注意点 - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20120325/1332686549

Blob Shadow Projectorを応用して移動位置を指定するマーカーを地面に投影するテクニックを紹介した方が。これは上手いテクニック。こちらについても別途、ブログ記事書く予定。

(2012/03/26 追記)
書きました!!

フィールドに投影するタイプのカーソル - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20120326/1332771968

MMDとIKの話

MMDのデータはヒザだけは特別な処理(X方向にしか回転しない)が行われている。MMD for Unityは現在こちらに対応していないのでヒザのアニメーションが動作しない。

IKはノボットのアームが目的の物を掴む動作を実装するタメに開発された。

MMDのIKはちょっと変わっていて、IKの処理を1フレーム中に複数回実行して積分するような処理を行なっている。1フレームに回転できる量を制限する事も可能。

MMD on WebGL 踊れるようになった(あと IK について) - by edvakf in hatena
http://d.hatena.ne.jp/edvakf/20111102/1320268602

これらとは別に「CCD IK」というアニメーション向けに特化したIKも存在する。

「Blob Shadow Projector」の使う時の注意点

(2013/07/28 追記)
Unity 4.2でDirectonal Lightの影のみ無料版でも利用可能に成りました。

Unity 4.2で無料版でもリアルタイムの影の描画が可能に - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20130728/1374973505

(追記ここまで)

Unityのフリー版では3Dモデルの形状データを反映した影をリアルタイムに生成する事が出来ない為、代わりに丸影を使います。

丸影はProjectorsというパッケージをImportして使います。

丸影を投影する場合はこの中から「Blob Shadow Projector」と言うものを使います。

このライブラリは名前にも有る様に指定の位置からライトを照らすように「影を照らす」とでも言う様なイメージの処理を行います。

その為、こちらの画像の様に「Blob Shadow Projector」→「UFO」→「床」というレイアウトにした場合に影がUFOの頭にも投影されてしまいます。

この場合、UFO(Playerキャラ)には影を投影しない様にしないと変ですね。この場合には投影から除外するレイヤーを設定する事で回避出来ます。

AddLayarでPlayerというLayerを作成し、UFOのInspectorでそれを選択します。

次に「Blob Shadow Projector」のInspectorの「Igono Layers」でPlayerを選択する事で投影対象から外す事が出来ます。

その様に設定する事でこの様な理想的な描画になります。