強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

3DモデルをWebGL向けのJavaScriptにエクスポート出来る「Blender to WebGL exporter」を使ってみた

無料の3DCGアプリであるBlender向けのWebGLエクスポートのスクリプトを作成している方が登場しました。

Blender to WebGL exporter | Rozengain.com - Creative Technology Blog
http://www.rozengain.com/blog/2010/03/15/blender-to-webgl-exporter/

このスクリプトBlenderに追加するとBlenderで作成した3DモデルがWebGLで使用するのに最適な形(JavaScriptXML)として出力されます。

出力は以下の様なライブラリを使用しない環境や各種ライブラリ向けの形式が選択可能です。

  • Native WebGL(ライブラリを使用しない環境向け)
  • ScenceJS
  • GLGE JS
  • GLGE XML

インストール方法

ダウンロード先は以下

blender-webgl-exporter - Project Hosting on Google Code
http://code.google.com/p/blender-webgl-exporter/

自分がDLしたときは「Project Home」タブのDLリンクから落としたものでは正しく動作しませんでした。

svnで以下のコマンドでチェックアウトしました。

svn checkout http://blender-webgl-exporter.googlecode.com/svn/trunk/ blender-webgl-exporter-read-only

次にチェックアウトしたもの中から WebGLExport.py を以下のディレクトリにコピーしました。

/Applications/blender-2.49b-OSX-10.5-py2.5-intel/blender.app/Contents/MacOS/.blender/scripts/

blender-2.49b-OSX-10.5-py2.5-intel の部分はインストールしたバージョンによって異なります。

これでスクリプトのインストールは完了です。

使い方

3Dモデルを作成した後、メニューから File - Export - WebGL JavaScript (.js) と選択し、

出力形式の選択と出力先のファイル名を入力します。

フォルダ選択後にファイル名を入力し、「Exporot .js」というボタンを押します。

これで出力がされます。例えばCube(立方体)を1つだけ作成した状態でGLGE JS形式でエクスポートすると以下の様に出力されます。

実際にプログラムへ組み込む方法は別のエントリーで解説します。

(2010/11/15 追記)
プログラムへ組み込む方法を書きました。

Blenderで出力したデータを使ってWebGLで簡単に3Dモデルを表示する(その1) - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20101114/1289755084

Blenderで出力したデータを使ってWebGLで簡単に3Dモデルを表示する(その2) - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20101115/1289836776