強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

メタセコイアに内蔵しているPythonの使い方

最近、メタセコイアで高価格の3Dアプリでよく有る内蔵のプログラム言語が存在することを知ったのでちょっと使ってみました。ちなみに言語はPythonとなります。なお、この機能は有料版の方にしか存在しない機能ですのでご注意下さい。

内蔵Pythonのヘルプ(リファレンス)

内蔵Pythonのヘルプはアプリディレクトリの help\python\index.html が該当ファイルになります。

Ver2.4.9の場合、フルパスは以下となります。
C:\Program Files\Metaseq24\help\python\index.html

開発環境(エディタ&実行環境)を起動

メニューから パネル → スクリプトエディタ で開発環境を立ち上げる事ができます。

アプリディレクトリの Script にサンプルのスクリプトが存在するので試してみましょう。ファイルをロードして、エディタのメニューから スクリプト → 実行 で実行する事ができます。

ファイル名 内容
camera.py カメラの設定情報を出力
child.py メタセコイア内の最初のオブジェクトに子オブジェクトを作成
erase_uv.py UV情報を削除
flat.py 四角形のポリゴンを作成(※)
local.py 行列情報の出力
material.py マテリアル情報の出力
outobj.py ポリゴン情報をwavefront-OBJ fileの形式で出力

※デフォルトのカメラ位置からは見えない向きに作成されます。実行後、カメラをY軸(緑のライン)を中心に180度回転させると確認できます。

内蔵されているPythonのバージョン

Pythonのバージョンを以下のプログラムで確認したところ

import sys
MQSystem.println("%x" % sys.hexversion)
20203f0

と出力されたため内蔵されているPythonはVer2.2.3(Ver2.4.9のメタセコイアの場合)の様です。