強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

GoogleがQuake IIをWebGL環境に移植


今回の事例で変わっているのはJavaScriptをそのまま記述して作成したのでは無く、GWT(Google Web Toolkit。Javaでプログラムを記述するとそれと同等の動作を実現するHTMLとJavaScriptに変換してくれるツール)を使って作成されたとの事です。今まではデバッグなどに苦労しながら作成していた人からしたら「その手が有ったかぁ!!」と思うナイスな手法です。

HTML5が高速ゲームエンジンにもなれるというGoogleの実験–結果は大成功
http://jp.techcrunch.com/archives/20100401google-html5-quake/

ちなみにこの記事を見て、「iPhoneiPadでもこんな感じに動作する?iPhoneSafariってHTML5対応してたよね?」と思うのは間違いです。

現状のiPhoneSafariWebGLは実装されていないですし、iPadにも搭載されていないでしょう搭載されていたらアピールポイントとしてもっと積極的にアピールしていると思いますし。

もし、将来WebGLが搭載されたとしても現状のSafariではオーディオ(audioタグ)を再生しようとするとプレーヤーが起動してしまいます。そのためPCのブラウザの様にブラウザ内で再生される様に動作する様に仕様変更がされないとグラフィック面では再現できても無音で遊ぶゲームになってしまします。

そもそもAppleとしてはブラウザで動作するより、アプリとして作って貰った方が嬉しいでしょうし、将来的にもWebGLが搭載されない可能性もかなりの確率でありえると思うのでその点、注意が必要です。

関連サイト

Timefire: GwtQuake: Taking the Web to the Next Level
http://timepedia.blogspot.com/2010/04/gwtquake-taking-web-to-next-level.html

Google Web Toolkit Blog: Look ma, no plugin!
http://googlewebtoolkit.blogspot.com/2010/04/look-ma-no-plugin.html


Open GL ES 2.0 プログラミングガイド

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