強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

需給調整契約している企業は停電してる?

東京電力では電力を沢山消費している企業などは需給調整契約という特別な契約が可能です。

これは日頃の電力料金を割引く変わりに緊急時の電力供給制限に応じるという契約じゃなかったけ?と思い出し、現在は「計画停電」してるくらいだから需給調整契約してる企業は停電してるんだろうなぁ?具体的にはどこが停電してるのかなぁ?と思い、ちょっと検索してみました。

検索結果は具体的な企業名が上がっている記事は見当たらず、震災直後に「需給調整契約している企業に協力をお願いした」程度の記事しか見当たりませんでした。

加えてこの記事

東電、今夏の電力供給量は最大電力を下回る、需給調整契約の活用も視野(モーニングスター) - ニュース・コラム - Yahoo!ファイナンス
http://news.finance.yahoo.co.jp/detail/20110325-00516309-mosf-stocks

「需給調整契約の活用も視野」って… 今まで活用して無いんかい。とも思ったのですが東電のプレスリリースでこんなのを見つけました。

TEPCO : プレスリリース | 「需給調整契約」の加入条件の緩和について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/97020701-j.html

「夏季休日契約」とか「夏季操業調整契約」などと需給調整契約と言っても色々なパターンが有る様です。

また、こちらを見ると「夏季ピーク電力の一層の抑制と負荷平準化の推進」が需給調整契約の本来の目的っぽいです。

TEPCO : プレスリリース | 負荷平準化のための料金メニュー(選択約款)の届け出について
http://www.tepco.co.jp/cc/press/95120101-j.html

「夏季休日契約」とか「夏季操業調整契約」であれば制限がかかる次期は夏の決められた期間だけみたいですし、停電(電力の供給を完全に停止)するのでは無く契約電力から決められたパーセント制限がかかるという運用の様です。

『「計画停電」しやがって、需給調整契約の企業はもちろん停電してるんだろうなぁぐぬぬぬぬ』ってと思ってしまいましたがちゃんと調べないとダメですね。

関連情報

過去にも原発トラブル隠蔽事件の影響で、東電管内の原発が自主停止や点検が行われた為に電力不足の可能性が出てきた事が有りました。

この頃の記事を見ると東電の人の話では有りますが冬場はピークカットしても、減らせる余地は小さいとの話が出ていました。

「需給調整効果は夏場に比べるとあまり期待できない」。東電の森本常務はこう打ち明ける。夏場のピーク時は午後2時前後と、工場などの大口顧客も稼働真っ盛りなのに対し、冬場のピークの夕方はもともと工場などでの電力負荷がそれほど大きくない時間帯だからだ。ピークカットしても、減らせる余地は小さくなる。

東電の原発停止で予備率ゼロ、首都圏襲う電力「3月危機説」 - ニュース - nikkei BPnet
http://www.nikkeibp.co.jp/archives/233/233481.html