強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

ライセンスごとの機能の違い(Unity 4.0版)

ライセンス

現在のMac/Win/iOS/Androidアプリ作成に関連したUntiyのライセンス形態はこうなっています。

※2012/11/23 現在の情報です。

ライセンスの種類 価格
Unity 無料
Unity Pro 13万3,875円
ライセンスの種類 価格
iOS 3万5,700円
iOS Pro 13万3,875円
Android 3万5,700円
Android Pro 13万3,875円
Flash 3万5,700円
Flash Pro 13万3,875円

(2013/05/22 追記)
それぞれ3万5,700円必要だったiOS版とAndroid版は無料に成りました。

UnityのiOS/Android向け出力アドオンが無料に - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20130521/1369151428

(追記ここまで)

Unity のライセンスはベースとなる Unity または Unity Pro ライセンスが必ず必要です。ここで挙げたそれ以外のライセンスはその環境向けにビルドするために追加で購入する必要が有るアドオンライセンスに当たるものです。

Pro と付いているものと付いていないものの違いをざっくり説明すると Unity Pro の機能を使っているものをビルドしたい場合には Pro と付いたもの( iOS Pro や Android Pro など)で無いとビルド出来ません。

基本的にはそういう違いになっていますがモバイル環境向けのPro版はモバイルデバイスではスペック的に動作が難しい機能などはPro版で有ったとしても非対応の機能もあります。

デスクトップ環境の実行ファイルをビルド

Mac/Win/Linux(※) 向けに実行ファイルをビルドする場合は追加のライセンスを購入しなくてもビルド可能です。
Linux 環境へのビルドは現段階ではまだデベロッパープレビュー版。

Pro版が必須になる場合

昨年度の売上が US$100,000 を超える場合にはPro版を使用する必要が有ります。これに当てはまらない場合は無料版の Unity で作ったゲームを販売しても問題有りません。

学生ライセンス

他の高額なアプリと同様に Unity にも学生ライセンスが有ります。

学生ライセンスはこちらのサイトで購入できます。

URLが Unity と関係無さそうなだけど本当に大丈夫?という人の為に Unity のサイトでこのサイトについて記述されているページも紹介しておきます。

こちらのページの「Do you have a discount license for students?」の項目を確認するとこのサイトへのリンクが確認出来ます。

また、日本法人のユニティ・テクノロジーズ・ジャパン合同会社からも購入可能です。詳しくはこちらの「学生向けや教育機関向けの安価なライセンスはありませんか?」を参照下さい。

コンシューマ機向けのライセンス

Unityは他にもWiiやPS 3、XBOX360向けの開発も可能ですがこれらコンシューマの環境はコンシューマ機を発売している任天堂SCEとの契約をしている様な会社でしか購入出来ないので一般の人はこれらのライセンスについては気にしないで良いでしょう。

Pro版だけで出来る事

主なものはこちらになります。

  • アプリ起動時に表示される画像(スプラッシュ画像)の変更
  • リアルタイムに生成する影(Bake機能でテクスチャに焼き付けた影や丸影で有れば無料版でも使用可能)
  • Mecanim機能の内高度な機能(IKなど)
  • Navmesh、Pathfinding(キャラクターを地形の形状を考慮して移動を行わせる機能)
  • LOD(Level of Detail)
  • プロファイル機能(ボトルネックに成っている場所を調べたりするパフォーマンスチューニングの為の機能)
  • Occlusion Culling
  • 高度なグラフィック機能

これ以外も詳しく比較すると多数の違いが有ります。詳しくはこちらを参照下さい。

ライセンスのご案内
http://japan.unity3d.com/unity/licenses

ライセンス期間

ライセンス期間に制限は有りません。一度、購入するとずっと使用可能です。しかし、ライセンスはあくまで現在のバージョンについてのライセンスになりますので次のメジャーバージョンアップの時には別途購入する必要が有ります。

【ライセンスのルール】

  • バージョン 3.0からバージョン4.0へのバージョンアップ → 有料
  • バージョン 3.0からバージョン3.1などのマイナーバージョンアップ → 無料
  • バージョン 3.0を購入している人は4.0がリリースされた後もバージョン 3.0を使い続ける事は可能
  • バージョン 3.0の Unity Pro とバージョン 4.0の iOS Pro など異なるバージョンの組み合わせは出来ない