なんだか「めめめのくらげ」の動員がかなり少ないみたいなので書く予定は無かったんだけどちょっと「めめめのくらげ」について書いておこうかと思います。
ちなみに自分は5/2に観に行って、評価はこんな感じ。
正直な感想としては「うーん、まぁ動員少ないのもしょうが無いよなぁ」、要因としては以下の様なものが有るかな？と見ています。
- 「芸術家」が初めて撮った映画でしょ。それって面白くない可能性高くない？クオリティ心配
- うーん、CGと実写の合成の映画かぁ…
- そもそもやってるの知らない
- 村上隆嫌い
自分としてこの辺りにあてはまる部分が多いので本来で有ったら観ていなかったと思いますが今回はちょっとしたきっかけで観に行くことになりました。
ちなみに自分は村上隆さんの作品については一番嫌われてるオークションで高値が付いた等身大フィギュアの作品を含めて特に好きでも嫌いでも無いという感じです。そもそも自分の場合は映画監督が「こいつ性格悪いな。なんか嫌い」と思っていても作品とは切り離して評価するのでそもそも、そこについては関係なかったのですが…
で、問題は他の部分ですね。自分の場合は「めめめのくらげ」公開のちょっと前に行われた「SWITCH」という雑誌が開催した映画祭「Switch Movie Fes. 2013」(六本木ヒルズの映画館にて開催)にて他に挙げた問題点も解消されたので観に行きました。
自分はこの映画祭の中の「村上隆ショートフィルムズ15」というものを観に行きました。これは村上隆さんが作られた映像作品15本を上映するというものでした。
Switch Movie Fes. 2013 オリジナルプログラム 『村上隆ショートフィルムズ15』｜SWITCH - スイッチ・パブリッシング
http://www.switch-pub.co.jp/culture/104132223.php
自分は先に書いた様に村上隆さんについては好きでも嫌いでも無いという状態です。それなのに観に行った理由は村上隆さんがアニメ映画監督の細田守さんと一緒に制作されたルイビトンのCMが映画館のスクリーンで改めて観れるからでした。
細田守監督の作品は大好きでもう新しい作品が出たら絶対に観に行くの決めているほどだったりします。
その為、正直村上隆さんの作品部分については「日頃、絵や立体物を制作されてる方が細田監督抜きで作ってるアニメ作品はどんな出来なんだろ？」程度の期待で観に行きました。
しかし、実際に観てみるとストーリーもキャラクター性もかなり良かったです。特に「種をまいたよ」という作品が良い出来でした。そもそも他のアニメ作品は実験作品的な短さなのでストーリーについてはあまり評価しようが無かったですが…
という事でちょっとだけ期待が増えつつ最後には「めめめのくらげ」のちょっと長いちょい見せが上映されました。見始めるまでは「CGと実写の合成かぁ…」と思っていたのですが合成のクオリティが高く、実際に観てみると綺麗に実写と馴染んでていてその懸念点も解消されました。
作品のクオリティに加え、ストーリーやキャラ設定、この作品でどんな事がやりたいかなども良く分かったので「これは有りだな」と判断し、観に行く事に決めました。
作品を観ての感想
作品としては色々細かい所に粗が有ったり、「これってアレから持って来てない？」と思える部分も有りましたが全体的にはとてもオリジナリティが強く、オリジナリティあふれる"ふれんど"達やその"ふれんど"が戦うシーンなどとても良い出来でした。
自分は今回、この様にたまたまきっかけが有ったので観たのですが他の人には先に挙げたような理由で劇場まで足を運ばない可能性がかなり大きいと思います。
その辺りはSWITCHの映画祭で上映された「ちょっと長めのちょい見せ動画」をYouTubeにアップするだけでもかなり違うんじゃないかなと思っています。現在もトレーラー動画は上がってるみたいですがあれくらいの長さではちょっと内容が伝わり辛いかなという印象です。
少なくと教室の中で先生に隠れながら"ふれんど"達で戦ってるシーンが入って無い辺りがちょっと弱いかな？と感じました。あれは作品の方向性が良く出てる良いシーンだと思うのであれが入ってないは勿体無い。
後、「種をまいたよ」も合わせてアップされれば村上隆さんのアニメーション作品での実力のほども判断出来るのでその辺りの動画をアップされれは「『芸術家』が初めて撮った映画だけど大丈夫かな？」という大きな懸念についてもユーザ側で判断出来て良いと思うんだけどなぁ。
関連情報
映画『めめめのくらげ』公式サイト || 2013年4月26日[Fri] 全国ロードショー！
http://mememe.gaga.ne.jp/
