強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

奥多摩に除雪のボランティアに行って来ました

本日、奥多摩に除雪のボランティアに行って来ました。
アメリカだとボランティア盛んですがそれには自分が同じ様な体験をした時に適切に行動が出来る様にという意味も有るとの話を聞いた事が有ります。そういう意識での参加も良いのではないでしょうか。自分もそれに近い感じでの参加です。

ボランティア募集を探す

最初は山梨が大変だとの話を見かけたので山梨に行こうかと思ったのですがちょっと遠いので近場で協力出来る所は無いかとTwitter検索をした所、奥多摩で募集しているのを発見しました。

自分はスコップ持ってないので買って電車に乗って持っていかいといけないのかなぁ?買ってもボランティアが終った後は使わないだろうし、邪魔に成るなぁ。などと思っていたのですが今回の「奥多摩町災害ボランティアセンター(奥多摩町社会福祉協議会)」の募集ではスコップ、ヘルメット、軍手は準備されており、即参加する事に決めました。

前準備

自分の住んでる所からだと電車で約2時間かかり、かなり早起きしないとダメですし、何かトラブルで到着出来ないという事は避けたかったので前日にビジネスホテルに泊まり現地に向かう事にしました。

本当は土曜日から参加しようかと思ったのですが以下の準備が必要との事でしたので土曜日には準備の時間に成りました。

  • 服装/作業できる服装、雨合羽、長ぐつ、リュック等
  • 持ちもの/タオル、弁当、水筒、メモ帳、筆記用具、保険証のコピー、着替え、携帯電話等

長靴はこんな感じの工事のおじさんが使ってる様なゴツイやつを準備しました。

他の参加者の方々もほとんどの人がこの様なゴツイタイプのものを履いて居ました。普通の長靴の方も居られましたが。

このゴツイやつは中々見つからず、デパート→東急ハンズ→ホームセンターと渡り歩きやっと見つけれました。東急ハンズには有るだろうと思っていのですが女性ものの長靴しか無かったです。最近の男性は長靴使わないんですね(まぁ、自分も持ってないので買いに出かけたのですがw)。

硬い雪や氷を割る時にはスコップに蹴りを入れまくるのでこのタイプの長靴にしておいて良かったです。

前日にホテルに向かって電車に乗っているいると途中(立川駅)からドアが自動ではなくなりました。


乗る人が外に付いているこんなボタンを押すとドアが開きます。


内側はこんなボタン。


止まると光ります。


御嶽駅には除雪車が止まっていました。


帰りの電車でもまた見かけたので撮影しました。

当日

ホテルの朝食を素早く済ませ、コンビニにて昼の食事と飲み物、そしてTwitterで見かけて「それ良いなぁ」と思った「長靴は雪が入らない様に養生テープ(のりが残らないガムテープの様なもの)を巻いてると良いよ」という言葉に従い、養生テープも購入。養生テープについては実際には自分が使ってた長靴では履き口を締めれる器具も付いていたので必要なかったです。普通の長靴の人はやっといた方が良いです。普通の長靴だと中に「雪が入ってただろうなぁ」というシーンが何度も有りました。

自分は9時出発のものに参加する予定だったので8:30くらいに現地の駅(奥多摩駅)に到着しました。駅ではボランティアセンターの方が迎えに来られて居て、「ボランティアの方はこちらにお願いします」と声がかけられました。

駅の直ぐ近くに有る集合場所に入ると既にかなりの数の方々が居られました。最終的に説明が始まる頃には40人くらいに成りました。ホームページには集合時間に9時の他に午後0:30の記載も有ったのでその時間にも沢山の方が参加されたと思われます。

説明では国道などは既に昨日時点で既に自衛隊の方が全て除雪済みなので皆さんは歩道などの小さな道の除雪をお願いしますとの事

参加されている方は高校生くらいの若い方から白髪交じりの方まで幅広かったです。女性の参加者も見かけました。

でっかくて、しっかりしたリュックサックを背負っている方が沢山居られました。おそらく、登山家の方だと思います。

現地にはこの様に沢山の道具が準備されていました。一応、飲み物は持参ですが忘れた方様に準備がされていました。

スコップはプラスチックのは無く、鉄製のものばかりでした。しかし、これは実際に雪かきの現場に行くと直ぐに理由が分かりました。

自分は10人のチームにて山道の雪かきを担当しました。現地まではボランティアセンターの方がクルマを出して下さり、2台に分かれて現地に向かいました。

現地に向かう途中には落石を防ぐ鉄製のネットに雪が沢山溜まって膨らんでいました。落石し易い場所は雪も滑り落ち易いんでしょうね。


午前中に作業した現場の最初の状態はこんな感じ。


雪かきをした後はこんな感じ。ガードレールの状態を見比べて貰うと、どのくらい積もっていたかが分かるかと思います。


この道は自衛隊の方などが既に通られたという話でした。途中の倒木などが道を塞がない様に道にまたがっている部分が切られていました。

雪の上を歩いた後で有るため雪の表面は結構踏み固められて硬くなっていました。これはプラスチック製のスコップだと直ぐに壊れてしますね。

表面は硬いのですがその下は柔らかいままで足を載せるとズボズボと埋まって行きました。こういう時の為に普通の長靴には養生テープをしておいた方が良いです。

この道の先には元民宿で今は普通に暮らしているおじいさん、おばあさん(そんなに歳を取られてる感じでは無かったです。おばさんとおばあさんの間くらいの年齢の印象でした)の家が有るとの事でした。

除雪作業後、お茶を貰いながら話をしました。結構、山道の階段が多くて登り降りだけでも大変そうなのでその辺り大丈夫なんですか?なんて事を尋ねた所、「うん、全然大丈夫」「この前、他の山に行って5時間くらい歩いた」なんて話を聞いて日頃から歩いてると「平気なものなんだなぁ」と関心させられました。自分は階段登るだけで息が切れましたw

昼休憩中にトンビ?ワシ?が空を飛んでいるのを見かけました。

午前中でこの山道の除雪は完了したので午後は別の場所で作業という話だったのですが特に作業する場所が見つからなかったのか、午後は午前中に作業した山道をもっと幅広く除雪したり、倒れて雪に埋まっていた看板が道にちょっとせり出していた部分が有ったのでその看板を発掘する作業などを行いました。

その作業も早々に終ったので次に近くの除雪済みの車道をガードレール側に結構な厚さで雪が残っているのでこれを山側に避けて車道を広げるという作業を行いました。ここの車道ですが日陰&クルマが通る事もあり、かなり厚い氷が出来ていました。厚い所だと2〜4cm、それ以外のところでも1cmくらいは有りました。1cmくらいで有れば横からスコップでカンカンと差し込んでいれば剥がれるのですがそれ以上のものは上から叩いて縦に線を入れた後に横からスコップを差し込んだりして何とか剥がせました。氷に向かってカンカンと叩いているのでかなり腕が疲れました。

しかし、他の参加者の方は2〜3cmくらいの厚さでも横からスコップを差し込んで剥がしてて、関心しました。流石にそれ以上の厚さのものは諦めてました。みんな、ツルハシが欲しいと言ってましたw こんなになると分かっていればトンカチでも持って来ていたのに…

でもスコップは頑丈で角でガンガンやっても全然凹みませんでした。しっかりした作りで素晴らしい!! 「10年間品質保証」というシールが貼って有るのも納得の品質でした。自分がスコップを必要になった時にもここのスコップを購入しようと思いました。

作業終了

作業は3時までで、4時までに最初の集合場所に戻ってくるというスケジュールなので3時で作業が終わりました。
本日の作業にて無事、奥多摩の孤立世帯がゼロに成りました。良かった!!

大雪関係状況
http://www.town.okutama.tokyo.jp/oyuki.html

主な部分の除雪作業が終ったみたいで当初は28日までを予定していたボランティアの募集も本日で終了となりました。
http://www.okusyakyo.or.jp/yukikaki.html

雪かきテクニック

事前にここの情報をチェックしておいたので大分負担が減りましたがそれでも基本的な筋力が無いので腰の筋肉が痛くなりました。背筋鍛えなければ。後、氷をカンカンしたので手が痛くなりました。これはしょうが無いですね。

除雪のコツおしえます。 - ウインターライフ推進協議会
http://yukikaki.jp/

【1分でわかる】身体に負担の少ない雪かきテクニック | 8bitnews
http://8bitnews.org/?p=1423