Unicode では IVS(Ideographic Variation Sequence) というものを使って「異体字」を選択可能です。詳しくはこちらの記事がわかりやすいです。
新常用漢字が引き起こす文字コード問題 - UnicodeのIVSがもたらすメリットとデメリット:ITpro
http://itpro.nikkeibp.co.jp/article/COLUMN/20110124/356398/
この異体字をブラウザで使用するには単純に文字を直接記述する方法と Variation Selector を指定する方法が有ります。
現在の Mac では Firefox と Safari では異体字が表示可能です。しかし、 Chrome では異体字に対応して無い様です。 Variation Selector を指定しなかった時と同じグリフが表示されました。
【 Firefox で表示した時】
【 Chrome で表示した時】
例えば文字コード 908A で、 Variation Selector が E0107 の場合には以下の様に数値文字参照( Numeric character reference )を記述します。
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こちらにサンプルを置いておきます。
Firefox の場合には今回紹介した様に文字コードで指定する形以外に JIS78 字形を指定するなど、 OpenType の仕様を使った異体字の指定も可能です。
Firefox 4で対応したOpenTypeフォントのリガチャ、カーニング、異体字などを試してみた - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20110324/1300925022