強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

QCARから名前の変わったARライブラリ「Vuforia」を使ってみた


今回からサポートするのはOpenGL ES 2.0のみになったみたいです。

動作環境

iOS 4 と 5。Androidは 2.1以降をサポート。

AR FAQ | Qualcomm Augmented Reality
https://ar.qualcomm.at/qdevnet/faq

開発環境

Unityについてはバージョン3.4.2以降をサポート。

サンプル

※マーカー用の画像ファイルはパッケージをインポート後、 Editor/QCAR/ForPint というフォルダを確認して下さい。

ファイル名 内容 使用するマーカー
vuforia-occlusionmanagement-ios-1-5-9.unitypackage 箱型のマーカーの中にティーポットが入っている様なレンダリングが行われるサンプル FlakesBox
vuforia-ios-1-5-9.unitypackage Vuforiaの基本データ。自作する時はこれをインポートしてからプログラム開始
vuforia-backgroundtextureaccess-ios-1-5-9.unitypackage シェーダを使ったサンプル。カメラで撮影した画像はグレースケール化、画面をタッチするとVertexの変更により背景が歪む表現 tarmac
vuforia-virtualbuttons-ios-1-5-9.unitypackage マーカーに書かれているボタンに触れるとティーポットの色が変わるサンプル wood
vuforia-multitargets-ios-1-5-9.unitypackage 箱型のマーカー(どの向きからも認識可能)を使用したサンプル FlakesBox
vuforia-imagetargets-ios-1-5-9.unitypackage 複数マーカーを使用し、それぞれ別のオブジェクトを表示するサンプル。データセットのサンプル(※1) stones/chips/tarmac
vuforia-framemarkers-ios-1-5-9.unitypackage Frame Markerのサンプル(※2) target_marker

※1 デフォルトの設定では stones と chips のマーカーのみ認識。画面をタップし、「Toggle Data Set」ボタンを押すと tarmac のマーカーのみ認識する様になり逆に stones と chips のマーカーは認識しなくなる。
※2 いかにもARマーカーという画像になってしまいますが代わりに小さいサイズのマーカーを作成可能です。カードゲームなどに向いてる種類のマーカーです。

箱型のマーカーの中にティーポットが入っている様なレンダリングが行われるサンプルはQCARの頃には無かったデモですね。

こちらを試してみた動画はこちら。

注意点

基本的にはUnityで生成したものをそのままビルドすると動作しますが稀に「error: QCARUnityPlayer.h: No such file or directory」というエラーが発生する事が有りました。このエラーが発生した場合にはXcodeプロジェクトのフォルダの中の /Libraries/QCARUnityPlayer.h (※シンボリックリンクに成っているファイル)をプロジェクト追加すると解決します。