強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

本日enchantMOONの予約が開始。タッチ&トライイベント「enchantMOON Night」に行って来ました

気には成っていたいたのですが何ぶん、公開されている情報が少なすぎので自分としては「enchantMOON」の評価は今まで保留という状態でした。

正午に予約開始

予約は正午からとは知っていたのですが夕方に有る「enchantMOON Night」で実際にenchantMOONを触ってみてから予約するかどうかを判断しようと思っていました。

正午から予約が開始されましたがTwitterを見てると早々に本家の販売ページ、アスキーストア共に繋がり辛い状態に成っていたみたいです。

本家の販売ページに至っては開始から30秒でダウンするほどアクセスが有ったみたいです。

自分はそれまでもちょくちょくTwitter検索で「enchantMOON」って検索ワードで検索してましたが今日まではニュースサイトで記事が出た時や開発元のUEI(株式会社ユビキタスエンターテインメント)の清水社長のブログが更新された時にちょっとだけツイートが出てる程度でした。

その為、まぁ、そこそこは売れるだろうけど初日は500台程度かな?って思っていました。しかし、実際には本家の販売ページの予約に間に合ってメールをアップしている人の画像を観ると既に予約番号が1000を超えていました。「えっ?あんな直ぐ落ちてたのにもう1000台以上予約されてるの?(※この時点ではまだ30秒でダウンしたという情報知りませんでした)」。

Twitter検索を元にしていた予想は大きく外れ、enchantMOONについてのツイートも「本日までのツイートの合計を今日一日だけで一気に越してるんじゃないだろうか?」と思える位の大量のツイートが有りました。正直、「君たち今までどこに居たの?」っていう感じの印象でしたw

enchantMOON Night

手書きメモに特化した独自OS搭載コンピュータ「enchantMOON」タッチ&トライイベント「enchantMOON Night(エンチャントムーンナイト)」開催のお知らせ | ニュース | 株式会社ユビキタスエンターテインメント
http://www.uei.co.jp/news/news/2013/04/22/1216/

夕方になり、開始の19時に合わせて会社出て向かい会場に向かいながらTwitterをチェック。19時前なのに既に結構な行列が出来るみたいなツイートが… 「予約もあんな感じだけど大丈夫かな?まぁ、23時までのイベントみたいなので遅くはなっても触れない事は無いかな?」と思いつつ会場に向かいました。

会場のビルの前に着くと確かに結構行列が出来ていました。しかし、行列に並んでいてちょっとすると係の人から「行列の最後は別の所に有るので移動して貰えますか?」との声がぞろぞろと自分の周囲の人達10人くらいが移動。ビルの前にそのまま残っている人が20人くらい、別の場所に行列した人が40〜50人くらいですかね?その後も続々と列が伸びていました。

Twitterを見てると会場ではイベントが開始され、会場の混雑ぶりが分かる写真も投稿されていました。写真を観ると「確かにこれは外で待機になるわ」と思える位ので混雑ぶりでした。

途中は清水さんが直々にenchantMOONを1台持って来てくれました。電源は入らないもの(モック?)でしたが長い時間行列に並んでいたみんなには大きなイベントだったのでそれぞれ順番が回って来たら撮影していました。もちろん、自分も。


iPhone 4Sとの比較写真(iPhone 5で撮影)



清水さんによる路上プレゼンも行われました。周囲は人通りも多く、長い行列とその前でのプレゼンに不思議そうに覗き込みながら通り過ぎている人が沢山いましたw


結局、自分は19:30くらいに現地到着で、入れたのは21時くらいでした。

enchantMOONタッチ&トライ

体験の為に会場で列を作っている時に清水さんのプレゼンがここでも有り、30秒でサイトがダウンしちゃった話や初回ロッドは既に予約が埋まったけどここで予約の紙に記述すれば工場に初期ロッドの数を増やして貰う手はずに成っているなどの話が有りました。

この話を聴いた時に目標販売数は5000台という記事を見ていたので「えっ?5000台はけちゃったの?」と思ったのですが冷静に考えてみるとあくまで目標販売数なので初期ロッドの数としてはこちらの清水さんのブログ記事やプレゼンの話を総合すると初期ロッドとしては1000台かと思われます。それでもこれだけの短期間で予約が埋まったのは凄いですけどね。

後、Android OSを元にカスタマイズをした独自OSですのでGoogle PlayAndroid向けのアプリはもちろん使えないそうです。この辺りの事はROOTを取られるのが嫌なので手を入れてるためにこの様な動作に成っているそうです。enchantMOONの手書き処理の部分はOEM提供も可能なのでその様な場合はAndroidアプリを使える状態での提供も可能との事でした。

PCとの接続はUSBケーブルによる接続となりますがenchantMOON側のコネクタが独自仕様の物に成っています。残念ながら既存のUSBケーブルを流用する事は出来なそうです。うーん、持ち運ぶケーブルが増えるなぁ。

体験した感想としてはかなり強めに書いてやってちょっとだけ太く書ける状態で有り、筆圧の反応が弱いかな?と思いました。

まぁ、この辺りは「書く」事に最適化して有るのかも知れませんが「描く」事に最適化したモードも有ったら嬉しいかな?と思いました。
これについては清水さんより以下の様なツイートを頂きました。その辺りもブロックで変えれるとは楽しみです!!

今回のイベントではMOON Blockで何が出来るのかを実際に触ってみたかったのですが今日触れた端末には入っていませんでした。まだ開発中みたいです。これはかなり気になっていたので実際に触れなかったのはとても残念でした。




これまでに出ている情報や今回の実際に触った事により判明したenchantMOONの「良い所」「悪い所」をまとめてみます。

良い所

マルチタスク動作で無く、起動して直ぐメモれる
自分的にはこれが一番良かった点です。実際に触ってみるまでは何か色々と多機能っぽいのでiPhoneみたいにアプリ切り替えみたいな事が必要なのかな?と思っていました。

iPhoneみたいにマルチタスクなデバイスだと即座にメモしようとした時に他のアプリが起動してて、メモアプリに切り替えないとメモを始めれないというその速度感がちょっと嫌だったのですがenchantMOONでは(体験時間が短時間だったのでもしかしたら間違ってるかも知れませんが)基本的には表示したらいきなり新しいページが表示される動作の様でした。その為、即座にメモが出来る自分にとっては理想的な仕様でした。

■指とペン、両方の入力に対応している
清水さんはペン入力の部分を強くアピールされていましたが自分的にはペンだけで無く、「指とペン」の両方に対応していているのは面白いなと思いました。この特徴を生かしたゲームやアプリを作ってみたい!!

■「MOON Block」で簡単にプログラムが出来る
これまでUEIで開発してきたブロックの組み合わせでプログラムが出来る「前田ブロック」というモノが有ります。これをenchantMOONに持って来た「MOON Block」というモノが有ります。

これにより、小さな子供でも簡単にプログラムが作れ、腕に自信の有るプログラムはそこで使う用の「ブロック」を開発する事も可能だそうです。

想定されているシチュエーションとして顔認証をして「笑い男のマーク」を重ねたり、モザイクをかけれる「ブロック」を作れば子供たちでも簡単に楽しいものが作れるという話をされていてその流れ良いなと共感しました。

悪い所

■まだ動作が不安定
まだ動作が不安定で長時間使っているとOSの再起動が必要な時が有る様です。

■毎回「Camera」とか書かないとカメラが使えないのは面倒くさい気がする
カメラで撮影する時にはペンで「Camera」と書いてその周りを指で円を書くとその領域にカメラで撮影している画像が表示されます。これは初めて使う時にはインパクトが有って面白い機能ですが普段使いにはちょっと使い勝手が悪いかな?と感じました。Cと書くだけでもOKとかショートカットが準備されてたら嬉しいかな?

■カメラの位置
まぁ、これはどういう場面を優先するかによるのでしょうが無い面も有るのですがカメラが気になりました。

enchantMOONではユーザの顔を撮影するものとenchantMOONを机に置いている時にホワイトボードを撮影するのに適する様に画面の上部の所の2つカメラが有ります。

自分が使いそうなシチュエーションを考えると机の上に置いた紙の資料を撮影し、そこに書き込みをするというものが有ります。この場合、どちらのカメラを使っても撮影しづらそうな気がしました。

■PCと接続するケーブルの端子が独自仕様
自分は他のガジェット向けにもケーブルを持ち歩いているので普通のUSBケーブルだったら嬉しかった。

総合的な自分の評価

自分的にかなり大きな要素である「MOON Block」を見ないうちに予約をするのはどうかとも思ったのですが「起動して直ぐメモれる」「指とペンの両方の入力に対応」の2つの惹かれる点が有り、値段が3万9800円だったので最悪「MOON Block」がダメダメだったとしてもノートの代わりデバイスやブギーボードの上位版的なもの値段としては有りかな?と思い予約する事にしました。これが5万だったら実際に「MOON Block」を触ってみるまで予約は保留だったと思います。

自分の想定以上の盛り上がりを見せているenchantMOONですが自分は正直「MOON Block」で出来る事、OSのクオリティの2点がどんどんブラッシュアップされるかどうかがこれからどんどん盛り上がって行くか先細って行くかが決まると見ています。

iPhoneも初代は色々と不安定で、ときどき再起動が必要だったりOSの動作がおかしくなっていましたがiTunesに「iPhone を復元」のボタンが準備されていたのは流石だなと思ったものです。

今回のenchantMOONも触った感じは正直まだまだブラッシュアップが必要な印象でしたがOSの起動が速いみたいですし、enchant.jsという素晴らしいライブラリを作ったメンバーが開発しているデバイスですし、これから間違いなくブラッシュアップされて行くだろうという想いで予約しました。

新しい体験をさせてくれるデバイスで有れば少なくとも自分は多少の不安定な部分が有ったとしても将来のブラッシュアップを楽しみにしながら使い続けると思います。

取り敢えず、早く「MOON Block」がどういう事まで出来るか全機能一覧をみたいです!!
そのうち「MOON Block」の勉強会の様なものの開催を予定されているそうなのでそちらも楽しみ!!