MacBook Airのkernel_taskのCPU使用率が130%オーバーになる問題がやっと完全に解決した様に思えるので同様な症状が発生している方のも多いかと思いますのでので自分の行った対策を紹介しておきます。
まず、自分が行ったのはオーソドックスにApple Storeのジーニアスバーに持ち込むという方法です。
しかし、これは修理から戻って来た直後は良い感じで動作していたのですがまた少し経つと症状が再発しました。
MacBook Air、kernel_taskが130%オーバーで入院 - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20090218/1234932658
次に行ったのがCoolBook($10のシェアウェア)による周波数や電圧を押さえることにより熱により発生すると思われるkernel_task問題を解消するというアプローチです。
MacBook Airにkernel_task問題が再発 - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20090407/1239116560
こちらはいままでにくらべ格段に動作が改善されましたが周波数や電圧を押さえていることにより動作が随分、遅く感じました。また、かなり酷使した場合にkernel_taskの問題は発生していないけど極端に動作が重くなるという症状が出ました。
そこでCoolBookの設定を今までは以下の様にしていた設定を
こちらのサイトを参考に
Drift Diary13: CoolBook(MacBookのクロック制御ソフト)で猛暑を乗り切れ!
http://blog.drikin.com/2007/08/coolbookmacbook.html
ポイントは複数の周波数を設定し、周波数の設定を可変にした事と上限温度をちゃんと設定したことです。
これにより以下の改善を狙いました。
可変の周波数 → 熱を持っていないときは高周波数で動作し、快適な動作に。
上限温度を設定 → 最低周波数の 800 MHz で動作していても上限温度を設定しない場合は80°を越える様な、かなりの高温になっておりCPUの安全装置が動作が作動し、 800 MHz 以下に落ちていたのではないかと推測。上限温度設定によりその発生が抑止されるのでは?と予測。
(2009/05/16 追記)
※上限温度についてはそんなに精度が高く無いようで設定温度をたびたびオーバーする症状に遭遇しましたので自分は70°に変更しました。みなさんも実際の使用状況に応じて余裕を持った調整でお願いします。
この調整はとても上手く行き、現在動作はサクサクで、ずっと過負荷な処理を続けても重くなることは無くなりました。
あくまでこの設定は自分の初代MacBook Airでの調整です。マシン表面が温かかくなるのが気になる人やマシンの個体差など気を付ける必要が有るかもしれませんので上限温度にはついては実際の動作の重さなども見つつ最適な温度を調整するのが良いかと思います。
なお自分の場合はiStat menusというアプリを導入して現在のファンの回転数、CPU温度、CPU使用率などを見ながら調整しました。
こちらのアプリ、表示したいデータの「Monitor ○○○ Usage」の部分をチェックするだけで自分の確認したい項目のみ表示でき、おすすめです。
(2009/08/23 追記)
海外の方からコメント頂きました。
海外の方もkernel_task問題には困っている様です。
Ledljus - Johan Lundberg: Fix for heavy Kernel_task load on MacBook Air
http://ledljus.blogspot.com/2009/01/fix-for-heavy-kerneltask-load-on.html