強火で進め

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OpenGL入門の勉強会をやる場合のおすすめの開発環境

以前、以下の様なエントリーを書いたのですがコメント欄にて大変良いアドバイスを頂き、めどが付いたでその環境を紹介します。

OpenGL入門の勉強会をやる場合、どの様な開発環境が良いのだろう? - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20091024/1256370395#c

まず、使用ライブラリとしてopenFrameworksというマルチメディアライブラリを使用する事にします。

こちらのライブラリを使うと簡単な記述でグラフィック、音楽、ビデオなどが簡単に扱えます。
こちらのライブラリ、自分は「2Dしか対応してない」と勘違いしてたのですが3dsファイルのロードが出来たり3D関連も出来る様です。

後、前回「Visual C++ 2008 Express Edition」だと別途「Platform SDKのインストールが必要なのが…」と言ったのですが別途Platform SDKのインストールが必要なのは「Visual C++ 2005 Express Edition」までで2008だと付属していると教えて貰いました。

2008のインストール方法を解説したこちらMicrosoftのページにて「Windows Platform SDKも同梱されています」との記載が確認できます。

まとめ

「Visual C++ 2008 Express Edition」であればOpenGL関連のライブラリも合わせてインストールされるという事で有るので以下のいずれかの組み合わせにて無料で構築できる開発環境でのMac/Win両対応な勉強会ができそうです。

Mac
Win
  • Visual C++ 2008 Express Edition + openFrameworks
  • Visual C++ 2008 Express Edition + SDL
  • Visual C++ 2008 Express Edition + GLUT
  • Visual C++ 2008 Express Edition + OpenGL
ライブラリごとの特徴
ライブラリ プログラム作成時のコード量 参考情報 実績 特徴
openFrameworks ○少なめ △日本語での情報はWebにそこそこ存在 △まだまだ新しいライブラリなのでそんなに多くないが使用実績が「gallery」ページで紹介されている サウンド、シリアル通信など3D以外の要素にも対応。アドオンでさまざまな機能を追加可能
SDL ○少なめ △日本語での情報はWebにそこそこ存在 OpenGLほどではないがたくさんの使用実績の有る枯れたライブラリ サウンドゲームパッドなど3D以外にも対応
GLUT ○少なめ ○日本語のWebや書籍の情報が豊富 ○十分な使用実績の有る枯れたライブラリ 本来であればOS環境ごとに異なる記述が必要なウィンドウ周りやキーボード、マウス入力をどのOSでも共通の記述で作成することを可能にするライブラリ
OpenGL ×多め ○日本語のWebや書籍の情報が豊富 ○十分な使用実績の有る枯れたライブラリ とにかく、Webや書籍に情報が豊富。学術系の資料などはOpenGLでサンプルプログラムが書かれることがほとんどなので高度情報も他のライブラリに比べると簡単に手に入る

とりあえず自分はopenFrameworksについてはサンプルを動かした事が有るって程度のレベルなのでこれから勉強していこうかと思います。