こちらの動画にて配布されていたモデルデータをUnityに取り込んでみました。
Unityでモデルデータを取り込む場合にはテクスチャファイルの扱いにちょっと気を付ける必要が有ります。3Dモデルデータのファイル(fbxファイルなど)を取り込んだ場合にはテクスチャファイルを一緒に取り込んでくれません。
その為、「テクスチャをUnityに取り込む → モデルデータを取り込む」という手順が必要です。
今回の場合には Tex フォルダを先にドラッグしてこの様な状態にします。
なお、テクスチャファイルは出来るだけPrefabと同じフォルダに置く様にした方が処理が速くなります。詳しくは以下のページの Textures の部分を参照下さい。
Unity - Meshes
http://unity3d.com/support/documentation/Manual/Meshes.html
次に Fbx_Obj_madoka フォルダに有る、 Madoka.fbx を取り込みます。
MadokaというPrefabをSceneにドラッグしてみるとこの様な描画になります。動画で紹介されている状態とはちょっとレンダリング結果が異なるみたいです。
思いつく所は動画で説明が有った「このモデルはパフォーマンスの面からテクスチャカラーしか使ってない」という話。それにも関わらず、ライティング処理が効いているのが問題に成っているのだと思われます。
それを考慮して修正を行います。具体的にはPrefabの法線(Normals)の設定を None に変更し、 「Apply」ボタンを押します。
するとこの様なレンダリング結果になります。
Cheetah3D
このモデルデータを一度、Cheetah3Dに取り込んでから出力するとスカートのひらひらの部分が離れてしまいました。
かと言ってCheetah3D上でのレンダリングはこの様におかしくなっていません。
その為、恐らくはUnityがデータを取り込む時のインポート処理でおかしく成っているだとは思います。でも、 Madoka.fbx をCheetah3Dを介さずに直接Unityに取り込むと大丈夫というのが… うーむ、分からない。
(2012/03/30 追記)
ピボットの位置を修正すると正しくレンダリングされる様になりました。
Cheetah3D経由で3Dモデルデータを取り込んだ時に位置がズレる問題の修正方法 - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20120330/1333121667