強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

Flash C++ Compiler(FlasCC) の使い方

Flash C++ Compiler(FlasCC、コードネーム「Alchemy」) をダウンロードしてみた所、サンプルがたっぷり付属してました。

このサンプルを Mac でビルドする方法を解説します。
(2012/12/05 追記)
Windows でビルドする場合の解説はこちらのブログが詳しいです。

X-LABO: Flash C++ Compiler(FlasCC) のサンプルを少々コンパイルしてみた
http://www.dango-itimi.com/blog/archives/2012/001140.html

(追記ここまで)

1. 64bit版の Java がインストールされていない場合はインストール。
2. Flex SDK がインストールされていない場合は ~/flex_sdk フォルダを作成し、そこにインストール。なお、 Flex Builder がインストール済みの場合はこの手順は必要有りません。
3. 必要に応じてデバッグ版の Flash Player をインストール。生成された .swf ファイルを毎回ブラウザにドラッグするので有ればインストールの必要無し。

「Download the Macintosh Flash Player 11.5 Projector content debugger」をダウンロードするとスタンダードアローンのデバッグ対応の Flash Player が使えます。

4. ターミナルを開き samples のフォルダに移動。
5. 以下のコマンドを実行し、ビルドする。 samples フォルダで実行する場合は全てのサンプルがビルドされます。個別にビルドする場合はそのフォルダ(例えば 01_HelloWorld )に移動して同じコマンドを実行。

Flex SDK がインストールされた環境の場合】

make FLASCC=~/flascc/sdk FLEX=~/flex_sdk

Flex Builder がインストールされた環境の場合】

make FLASCC=~/flascc/sdk FLEX=/Applications/Adobe\ Flash\ Builder\ 4.6/sdks/4.6.0

※ 4.6 や 4.6.0 の部分はインストールされている Flex SDK のバージョンによって異なると思われます。必要に応じて変更して下さい。

ビルド例

この様な C のプログラムをビルドした場合、

#include <stdio.h>

int main(int argc, char **argv)
{
    printf("Hello World\n");
    printf("hoge\n");
    printf("123\n");
}

生成したSWFファイルを開くとこの様に表示されます。

【スタンダードアローンのプレイヤーでの表示】

【ブラウザでの表示】

注意点

なお、「FlasCC(コードネーム「Alchemy」)」と「Stage3D」を同時に使う場合はこちらについて気を付ける必要が有ります。

FlashAIRにゲーム開発向けの機能が追加。使い方によってはライセンス料金発生 - 強火で進め
http://d.hatena.ne.jp/nakamura001/20120328/1332942191

関連情報

Adobe Flash C++ Compiler | Adobe
http://www.adobe.com/jp/joc/gaming/flascc.html

馬鹿全 - Windwos XP(32Bit) + JVM(32Bit) で FlasCC を試してみる
http://blog.bk-zen.com/2012/12/05/738/