多くの人がもう更新される事は無いんじゃ無いかと思っていた Director の新バージョンが本日前触れ無く突然リリースされました。 Director 12.0 です。
Adobe Director
http://www.adobe.com/jp/products/director.html
値段はこの様になっています。
- 製品版:147,000円
- アップグレード版:44,100円
- サブスクリプション:2,200円
Adobe - Adobe Store - Japan - Adobe Director 12
https://store1.adobe.com/cfusion/store/html/index.cfm?store=OLS-JP&event=displayProduct&categoryPath=/Applications/Director
自分は既に Director を使わなくなってかなり経ちますが 11 が出てから随分、新しいバージョンがリリースして無いのは知っていました。
自分が使ってた頃はまだ3Dの物理エンジンが Havok の頃でした。3Dが載った次のバージョンくらいまでは使ってかな?当時はいくつか Xtra を作ってたりしてました。
そういう事も有り、久しぶりにのリリースに懐かしくなりちょっと体験版を試してみました。
ちょっと実行ファイル作ってみる
まずは Mac / Windows いずれかの Director が有れば Mac / Windows 両方の実行ファイルを作成可能なったみたいなので Windows 上の Director で新規作成した状態のままで実行ファイルを作ってみました。
体験版のインストールまでは順調に進んだのですが起動で問題有り。何故か起動しません。もしやと思いスタートメニューのショートカットを右クリックして「管理者として実行」を選んで起動すると起動に成功。
起動後、ムービーの新規作成をし、パブリッシュ(実行ファイルの作成)。問題無く exe ファイルの作成に成功。しかし、起動してみると直ぐにアプリが終了します。
Director に戻って Director 上で実行してみて思い出しました。 Director はタイムラインの最後まで行くとアプリが終了するんでした。その為、ループ処理を入れておかないといけません。
「えーっと、フレームのループはどう書くんだったけ? Lingo ( Lingo は Director 内で使えるスクリプト言語 )って行の最後に ; (セミコロン)は居るんだったけ?」などとちょっとだけ苦労しながらこんな感じの定番の Lingo の記述。
on exitFrame me go(the frame) end
そして、もう一度パブリッシュ!! 今度は無事にアプリが起動しました。
Director 12 では Lingo の他に JavaScript も使える様になったみたいですが Lingo についてはそんなに大きな変更は無さそうです。
iOS
Director 12 は iOS 向けのビルドも出来るようになりました。
Director 12 を使用して iOS デバイスにパブリッシュする
http://helpx.adobe.com/content/help/jp/director/using/publishing-ios-devices-using-director.html
この機能は Mac 版の Director のみに搭載されている機能との事です。 Windows 版ではこの様に無効に成っていました。
Director 12 で作られた iOS 向けのゲーム「Burnin Rubber 5」の動画。こちらのゲームにバーチャルパッドを追加して Dirctor 12 でビルドしたのかな?
別のDirector 12製のiOSゲーム「Rally Point 3」(iTunesへのリンク)
https://itunes.apple.com/us/app/rally-point-3/id585170482
関連情報
Adobe Community: It's time for Director 12
http://forums.adobe.com/message/4751705