WebGLも出来てきたのでそろそろOpenGL ES 2.0(GLSL辺り)の勉強を始める
WebKit、FirefoxとWebGLの準備がちゃくちゃくと進んでいるし、iPhoneも3GSではついにOpenGL ES 2.0に対応してるのでいい加減OpenGL ES 2.0のGLSL辺りのお勉強を始めました。
※WebGLもOpenGL ES 2.0をそのままブラウザに持って来た様な仕様なのでOpenGL ES 2.0を覚えると後はWebGL特有の部分を少々、覚えればプログラムの作成が可能です。
GLSLとは
まずは簡単にOpenGL ES 2.0の特徴であるGLSLについてちょっと解説。
- GLSLとはOpenGL Shading Languageの略でつまりOpenGL用のシェーダ言語です。
- この言語はCPUではなくGPU上で実行するので高速な動作が可能です。
- OpenGL ES 2.0以前の1.0や1.1では「固定機能パイプライン」と言われるあらかじめきめられたシェーダ(陰影)処理しか行うことができませんでした。
- 2.0ではGLSLが搭載され逆に「固定機能パイプライン」の機能は削除されましたので「固定機能パイプライン」機能は使用できません。
- GLSLによりCPUで処理した場合にはリアルタイムCGには使用できない様なエフェクトもGPUで行われる高速なプログラムによりリアルタイムに実現可能です。
勉強方法
今回はこの辺りを参考に勉強を進める予定です。
関連書籍
本当であればこの辺りがGLSLやOpenGL ES 2.0の勉強をするの良いとは思うのですがちょっと最近、懐具合が厳しいので今回は節約路線で行く事にしてます。お金に余裕が有る人はこちらを購入するとより効率的に学習できると思います。
赤本、青本などと同様にオレンジ本(Orange Book)の名称で親しまれる、GLSLの定番本。
- 作者: Randi J. Licea-Kane, Bill Ginsburg, Dan Kessenich, John M. Lichtenbelt, Barthold Malan, Hugh Weiblen, Mike Rost
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2009/07/20
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OpenGL ES 2.0について書かれた本、iPhone 3Gの頃はあまり役に立たないかも?と解説しましたがOpenGL ES 2.0が実装されているiPhone 3GSやWebGL向けの勉強にはバッチリです。こちらはiPhone 3GS向けに一部アップデートされていますのでこちらの解説も合わせて参照下さい。
OpenGL® ES 2.0 Programming Guide
- 作者: Aaftab Ginsburg, Dan Shreiner, Dave Munshi
- 出版社/メーカー: Addison-Wesley Professional
- 発売日: 2008/07/24
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- 作者: Aaftab Munshi,Dan Ginsburg,Dave Shreiner,アフタブ・ムンシ,ダン・ギンズバーグ,デーブ・シュライナー,松田晃一
- 出版社/メーカー: ピアソン桐原
- 発売日: 2009/11/01
- メディア: 単行本
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とりあえず、自分は床井さんのサイトのサンプルをWebGLに移植する辺りからはじめて見る事にします。