強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

Firefox OS のアプリの種類

Firefox OS ではアプリの形式としては「パッケージ型アプリ」と「ホスト型アプリ」の2つが有ります。

アプリの形式

パッケージ型アプリ(Packaged apps)

Packaged apps は基本的なリソースデータがアプリ(zipファイル)内に全て含まている形式のアプリです。

ホスト型アプリ(Hosted apps)

Hosted apps ではアプリで使うHTML、CSSJavaScriptなどの基本的なデータも含め全てオンライン上からダウンロードして実行します。

また、アプリを起動するたびにインターネットから必要なファイルをダウンロードします。その為、ネットワークに接続されてない状態ではアプリを起動しても動作しません。基本的にはブラウザでWebページを表示しているのと同じ状態です。端末のストレージを圧迫しない利点が有ります。

権限による分類

権限による分類では使用可能の API が異なる、「認定アプリ」「特権アプリ」「単純なパッケージ型アプリ」の3つに分類されます。

認定アプリ(Certified app)

マニフェストファイル(manifest.webapp)に certified と記載した場合のアプリです。
バイスメーカーやキャリアが制作してデフォルトでインストールしている様なアプリです。一番利用可能な API が多いアプリです。電話の発着信や接続中のWiFiの情報、電源を切る事が出来る API などが利用出来ます。

特権アプリ(Privileged app)

マニフェストファイルに privileged と記載した場合のアプリです。
Firefox によって Marketplace へのリリースを許可されたアプリです。 Marketplace からダウンロードしてインストールします。認定アプリよりかは使用可能な API は少ないですが「単純なパッケージ型アプリ」に比べると電話帳や写真へアクセスする API や、 TCP Socket API などが利用出来ます。

単純なパッケージ型アプリ(Testing packaged apps)

自分のサイトからダウンロードさせる様なアプリです。使える API は増えません。ブラウザ上で使える API しか使えません。ホスト型アプリはこのアプリに成ります。

関連情報

パッケージ型アプリ - アプリセンター | MDN
https://developer.mozilla.org/ja/docs/Web/Apps/Packaged_apps#Types_of_packaged_apps