強火で進め

このブログではプログラム関連の記事を中心に書いてます。

「デジタルコンテンツEXPO 2012」に行って来ました(その1)

デジタルコンテンツEXPO
http://www.dcexpo.jp/2012/index.html

近距離に投影が可能なプロジェクタ

NEC の近距離の投影が可能な単焦点レンズのプロジェクタ。メディアアーティスト的な作品に使えそうなプロジェクタでした。

会場では白いカバンに様々なデザインを投影していました。

解説の文字が宙に浮いている展示装置

四方から観れる展示物用の装置。解説の文字が空に浮いたように見えました。ハーフミラーが斜めに張ってあって解説の文字が上から投影されていました。ハーフミラーが斜めになってる事を生かして四方それぞれに別の解説の音声が流れる仕組みに成っていました。

既存のTVとの互換性を持ったTV向けHD立体視映像配信方式

NHK が開発した Advanced Stereo 3D(AS3D) というTV向け立体視映像配信方式。

13Mbps と 7Mbps の2つの動画を含んだ方式。

左目用の映像は MPEG2-AD(13Mbps) 、右目用の映像は H.264(7Mbps) 。

今までは左右それぞれの目の映像を横に並べた後に横方向を半分に圧縮した状態で送信され、それをTVで横方向を2倍に拡大していたた横方向の解像度が本来の半分しか無かった。

この方式ではフルサイズ(横方向が半分になって無い)映像を MPEG2-AD と H.264 で配信します。その為、対応しているTVでは横方向の解像度が保たれた3D映像を観る事が出来ます。3Dに対応していないTVでは片方の映像だけを使い、通常(3Dではない)の映像を観る事ができるそうです。

ボタンを押したかの様なフィードバックが有る液晶

タッチパネルに成っている液晶画面に表示されているボタンを押すと振動により物理的なボタンを押したかの様なフィードバックを返すボタン。

振動を発生している装置は1つしか載っていないそうですがまるでタッチをした下に振動装置が有るかの様に感じました。解説の人によると触っている部分に振動が伝わるのでその様に感じとの事でした。

この装置を使って実装された温度調整のボタンがとても良い使い方だと思いました。このボタンは長押ししたら温度設定の温度を一気に上がる様になっていたのですが1℃上がる毎に指先にフィードバックが有りました。慣れたら画面を見なくても指先の感覚だけで何℃上がったか分かる様になりそうでした。

色が混ざり合うイス

チームラボの作品。こう見えてイスです。このボックス状のイスを重ねると色が混ざり合うそうです。

バーなど店内が暗いお店に置く事を想定した作品だそうです。

Webカメラでフェイストラッキング


Webカメラでフェイストラッキングするシステム。瞬きや口パクにも対応。
「フェイストラッキングには何かライブラリを使っているんですか?」と尋ねた所、 OpenCV は使っているいるが自前で作成した顔認識のシステムとの事でした。

180°3D撮影

録画した映像を保存する装置。「こういう業務用ってやっぱり本体にSDカードとかで保存出来ないんですか?」と尋ねた所、本体のSDカードに保存する事も可能だけど高画質で保存する場合には以下の様な装置が必要との事でした。撮影にはこの装置を担いで向かうそうです。

撮影した映像をこんな状態で流してました。

五線譜をスキャンして演奏

装置の横に有るボタンを押しながら五線譜をスキャンすると楽譜に書かれた通りに演奏されます。速く移動させると速く演奏されます。音符のサイズによりボリュームが変更されます。楽器名をスキャンするとスキャンした楽器で演奏される様になります。

うーん、これもうそのまま商品化出来るんじゃないでしょう?

水のフィードバック

コップ型のデバイスを手に持ち、3Dメガネをして画面を見ます。立体映像と手元のフィードバックにより水をよりリアルに体感できる作品。写真がブレてる様に見えるのは3D映像の為。


触手ロボット

触手の周りにはバネが巻いてあり、触ると触手っぽい感触がしました。


長くなったのでここで一区切り、続きはこちら